DTM打ち込みホーン師匠
守山 英樹・坂本 光世 共著
CD-ROM付 2800円(スパイク)
本書は、管楽器(ホーン)の音色を使用して打ち込みするための基本とコツを解説しています。
音源から自分が使いたい楽器名で音色を探して使っただけでは、思い描いていたイメージとは、随分とかけ離れてしまいませんか?
管楽器のアンサンブルで「バーン」と迫力を出したつもりが、ぼやけてしまう、、、「ブーーー」と伸びただけで「棒読み」になってしまう、、など悩みは尽きません。
本書では、各楽器の特性と奏法を説明しながら、付録のデータと併せてホーンのデータを入力する際のテクニックについてお話しています。
主な使用ソフト
- MIDI Graphy(Macintosh用)
- Cakewalk6.0デモ用(Windows用)
本書の主な内容
第一章 ホーンの基礎知識
木管楽器・金管楽器の種類と特性を楽器別に解説。また、ホーンセクションやクラシックでのホーン編成、ポピュラーミュージックの編成など複数の奏者によるアンサンブルやオーケストラ形態についても説明しています。
第二章 譜面に関する基礎知識
譜面を読むために最低限必要な基礎知識をお話しています。移調楽器についてもここで説明。
第三章 打ち込みのための基礎知識
DTM、MIDIの概念や必要な機器類の説明をしています。また、音源の規格(GM,GS,XG)とデータの互換性、シーケンスソフトの役割など。
第四章 ホーン制作基礎講座
ホーンデータ作成の手順、レベルアップの入力テクニック、入力における問題点と解決法について解説。
スウィング感を出す、クレッシェンド、スラーなどを表現する場合に、具体的に必要なデータの編集作業について。
付録のSMFを使って本書のとおり進めてゆけば、データが変化してゆくプロセスを実感していただけます。
第五章 楽器固有の表現テクニック
5-1 パイプ(ピッコロ、フルート)
- 音程変更、音の途切れの表現
5-2 シングルリード(クラリネット)
- スタッカートの表現
5-3 ダブルリード(オーボエ、バスーン、バグパイプ)
- ビブラートのかけ方、トリルの作り方
5-4 サックス(アルト、テナー、バリトン、ソブラノ)
- ベンド、ターン、ダウン、駆け上がり、他
5-5 トランペット
- ファンファーレ、シェイク、リップグリス
5-6 トロンボーン/チューバ
- コラール、グリッサンド、デキシーランドのグリッサンド
- ベースラインとしてのチューバ
5-7 ホルン
- 柔らかいハーモニー、セクションプレイ、ホルンソロ、特殊奏法
5-8 シンセブラス
- ホーンの一部として代用またはホーンの音色と混ぜて使う
第六章 ホーンセクション制作実践講座
6-1 ホーンセクションのデータを実際に作ってみる
- オクターブユニゾンやメロディを変化させるなど、
- ホーンセクションのアレンジと絡めてデータを制作する方法。
- また、ホーンのオイシイ音域についてもここで解説。
6-2 曲の中でのホーンセクションのポイントBR>
- 良く使われるホーンセクションの編成例
- イントロ、バッキング、間奏、セクションソロ、エンディング
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